次世代カタログデザインコンペ賞【結果発表】
次世代カタログデザインコンペ賞 2023 結果発表
次世代カタログデザインコンペ賞2023 概要
部門 | 紙媒体・WEBページ・SNS動画 |
賞(各部門) | 大賞(1名)5万円・佳作(3名)商品券1万円 |
審査員 | 佐藤 均(株式会社丸八テント商会 代表取締役社長) 武井 良祐(横浜国立大学大学院 Y-GSA 設計助手、株式会社OSTR) 寺田 彩瑛子(鹿島建設株式会社) 加藤 健司(株式会社坂倉建築研究所) 中川 達也(株式会社伊藤喜三郎建築研究所) |
期間・応募総数 | 応募期間:2023年5月1日(月)~6月30日(金)、応募総数:22作品 審査期間:2023年7月5日(水)~7月15日(土) |
紙媒体部門(大賞1名・佳作3名 選出)
紙媒体 【大賞】
愛知県立愛知総合工科高等学校 𫝆西 愛葉 (制作班代表)
制作者コメント
表紙中央の丸は、様々な模様のテント素材と、丸八の「丸」を組み合わせたもので、丸八テントの高い技術力と幅広い提案力を表現しました。 オンリーワンのキャッチコピーと写真を大きくし、メリハリをつけることで見やすいデザインを意識しました。
審査員コメント・総評
本コンペでは、カタログとしてのインパクト、商品の載せ方、レイアウトの綺麗さ等を評価軸として審査を行い、各賞を決定した。商品の広報として重要なカタログを糸口に、国内外問わず多様なアイデアが集まったことは、会社の顔として、様々な学生を長年実務に起用している丸八テント商会ならではの結果であったと感じている。本コンペをきっかけに、商品化されるカタログを審査員一同楽しみにしている。(寺田)
<審査員よりコメント>
- 表紙がかわいい。シンプルだけど色々な表現の可能性を含んだ感じが出ている。中2ページの説明箇所がデザイン的にもう少し工夫が欲しい。(武井)
- 表紙デザインは、丸八テント商会の様々な商品をパッチワークのように組み合わせ、多様な商品を展開していることを表現するとともに、会社のロゴマークにあわせた丸で形つくることで、会社のキャラクターも表現している点に好感が持てた。P.2 P.3については、見やすさを重視して、施工事例の写真と説明がバランスよく説明されているとおもう。通常、商品紹介のカタログは、その性質上、商品写真やロゴなどを目出させることが多いイメージがあるが、それらの素材をアレンジすることで個性的なカタログを作りながらも、全体的にわかりやすく商品説明がされている点が良かった。(寺田)
- シンプルながら株式会社丸八テント商会の3つの「マル」をモチーフとし、企業の洗練されたいイメージと活力を感じられる提案出るように感じます。また丸八テント商会のやられるテント膜の幅広い意匠性を表現しながら、色のバランスもきれいに構成されていて、企業コンセプトの表現も強弱のバランスがよく目に入りやすい提案となっていました。(加藤)
- 表紙に掲載した丸に切り取られた製品写真のパッチワークが美しく、裏表紙と対になっている構成も面白い。製品紹介の紙面も過不足なく、フォントや線の配置、レイアウトの構成が統一されている点など細かな部分まで配慮が行き届いており、高校生でこれだけ完成度高い紙面が作成できるのは素晴らしいと思う。(中川)
紙媒体【佳作】
南山大学 山田 真緒
<審査員よりコメント>
- 膜の可能性を陰影で表現できていて良かった。こんな使い方もできるんだ、と知ってもらうには非常にインパクトあるレイアウトと写真選定。(武井)
- 製品の特徴や機能面から事例での使い方の紹介もあり、パンフレットを手に取った設計者が、こういう使い方をしてみたいと思わせる内容や目を引くキャッチーな文章をうまく抜粋・引用されている思う。表紙、裏表紙はコントラストの高い色調で構成することで目を引き、2-3ページはよくまとまった緑中心の色調で綺麗な紙面だと感じた。(中川)
紙媒体 【佳作】
愛知県立芸術大学 黒江 ののか
<審査員よりコメント>
- 写真と文字のバランスが非常に良い。膜の魅力を写真のレイアウトと最低限の文字数で表現できている。写真が良いのでは?という事もよぎったがそれでも一番に推したい案。(武井)
- 色使いもデザインもテーマが統一されており、品良くセンスの良さが伝わる提案でした。また各作品の美しさをしっかり伝えられる表現だと感じます。シンプルで美しいデザインと、情報量を確保することの両立が難しそうな構成ではありますが、こんなきれいな表現の企業パンフレットがあったら、ここにお願いしたら何かいいものができるっていう気がしますね。(加藤)
紙媒体 【佳作】
東京工芸大学 イシヒョン&岩崎 亜美
<審査員よりコメント>
- 非常に目を引くデザインでしっかり作り込まれていた。色やフレームのデザインへ目が行き、コンテンツの内容に注目が行きにくいことが考えられるため、デザインの粗密があると尚よいように感じます。(加藤)
- レイアウトの独自性デザイン性は応募作品の中で群を抜いているように感じた。丸八テントさんに対して、良い製品提案をしていただけるような企業力を想起させる紙面だと感じた。(中川)
WEBページ部門(大賞該当者なし・佳作2名 選出)
WEBページ 【佳作】
龍谷大学 上田 直哉
<審査員よりコメント>
- 情報が見やすい。もう少し写真と文字のレイアウトのバランスと美しさにこだわってほしい。(武井)
- 色味やレイアウトは会社のイメージと合っていて良いと思った。CATEGOLYパーツが、HPの初めの方から固定にした方が見やすいと思った。(寺田)
- 最初に表示される青地の画面から、施工事例のページにスクロールすることで顔のあるWEBページになっているように感じました。また施工事例の写真だけでなく施工中の写真も用いることで、企業自体にまでイメージを展開できそうなのもいいですね。フォントや施工事例のレイアウトなどを詰めていけると尚良くなっていくと思います。(加藤)
- シンプルにまとめてあるが製品に対する説明やレイアウトの丁寧さなど、誠実さを感じた。説明文も特に伝えたいことを抜粋・引用していたのでHPから丸八テントさんの製品を勉強されたのだと感じた。(中川)
WEBページ 【佳作】
名古屋工業大学大学院 長谷川 祥士
<審査員よりコメント>
- 事例写真で目を引き、気になった写真をクリックすることで、詳細ページのリンクに飛ぶ構成は閲覧しやすく、効率が良いと感じたが掲載製品がデザインテントかつ3事例のみのため、完成度という点で次点と評価した。(中川)
SNS動画部門
この度は、大賞・佳作ともに該当者なし。
応募大学リスト
- 東京工芸大学
- 大阪芸術大学
- 南山大学
- 筑波大学
- 専修大学
- 日本大学
- 青山学院大学
- 中央大学
- 龍谷大学
- 千葉工業大学
- 愛知県立芸術大学
- 静岡文化芸術大学
- 神戸芸術工科大学
- 名古屋造形大学
- 杉並学院高等学校
- 専門学校HAL名古屋
- 名古屋工業大学
- 浜松未来総合専門学校
- 角川ドワンゴ学園N高等学校
- 名古屋市立工業高等学校
- 高雄市立高雄高級商業職業學校
- 愛知県立愛知総合工科高等学校