庇テント(軒出しテント)

刈谷ハイウェイオアシスの「庇テント&天井膜」03

庇テント(ひさしテントまたは軒出しテント)は、既設建物に付随する日よけ・雨よけ用のテントです。庇テントには可動性と固定性のものがあります。
従来から軒先に庇(ひさし)用として設置されることから、比較的勾配がゆるく、テントの出幅も限定されます。元々は日よけ・雨よけ用として実用的なものでしたが、建物の形状・外観・周囲環境などに見合った携帯や色が工夫されるようになってきました。

庇テント(軒出しテント)の格納方法による可動型のものは以下がある。

  • アーム支持による巻き上げ式テント
  • 軸組み支持による幌式テント(ほろしきてんと)
  • その他伸縮型

また、格納方法としては以下がある。

  • 手動巻上げ(ロープまたはチェーン)
  • 電動式

庇(ひさし)用としての固定型の軒出しテントは、軒高の関係上、可動型のものより出幅や形態が限定的です。出幅によっては、支持方法としての方丈材、吊り材などを補強する必要があります。中には棟高を高くし、支柱支持などによる軒出し幅の大きいものもあります。※許可を必要とする場合があるので注意して施工することが大切です。

店舗用テント(装飾用テント)

店舗用テント(装飾用テント)は、商店建築のニーズに応え発展した、デザイン性の高い庇テント(軒出しテント)の一種です。店舗用テント(装飾用テント)も日よけ・雨よけ用に供されるものもありますが、それ以上に装飾や看板としての役割が大きいです。
構造は、壁面、開口面を形成するもの、また部分的には玄関・ウィンドウ面を形成するものがあります。形態については、単一平面の組み合わせ、曲面のもの、平面と曲面を組み合わせたものなど様々です。