JAPANブランド「西陣帆布」のラッピング電車
京都「嵐電」車両を桜柄の西陣織でラッピング
開業100周年を迎えた京福電鉄(嵐電)の、開業記念日に、西陣織の技法で織った屋外用の紋織物(JAPANブランド:西陣帆布)でラッピングした「西陣織桜電車」の運行を行いました。
桜の花や名所を織り込んだ華やかなデザインで、沿線地域に春らんまんの風情を振りまきました。「桜電車」は、一両。織物は、テント製造販売の西陣帆布(京都市上京区)と市産業技術研究所繊維技術センター(同)が産官共同で開発。対候性を出すためペットボトル原料の科学繊維に五色の顔料を練り込んで織られています。表面に防・撥水加工を施し、車体の両側面前後に取り付けました。
ピンクや白を基調に桜の花をちりばめた意匠で、沿線の平野神社鳥居や仁和寺五重塔、渡月橋をあしらい、車内には遅咲きの御室桜の写真が飾られています。
開業100周年を迎えた、京福電鉄(嵐電)開業記念日四条大宮駅で舞妓さんや門川大作市長らがテープカットをし、出発式を行いました。
西陣帆布・西陣カーボンとは
西陣帆布・西陣カーボンとは、西陣織の手法を用いて織られたテント生地です。西陣帆布は、通常のテント生地が持っているような性能に加えて、防炎性があり、更に別途加工を施すことによって、防水性・撥水性をつけることも出来ます。伝統的な西陣織に、ペットボトルのリサイクル素材を使用しており、環境にも優しく、丈夫でしなやかで様々な形に加工することが出来ます。
西陣帆布・西陣カーボンの紹介動画です。
メディア掲載実績
「桜電車」は、2010年3月25日~2010年5月6日までの期間嵐山と北野両線で運行。鳥丸経済新聞にて取り上げていただきました。
嵐電に「桜電車」-車両を西陣織でラッピング-車内にも桜の写真
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