テント技術の基礎知識【製図の基礎】

製図の基礎

矢印の方向に回転して、3つの画面が同一面になるようにする。この方法が第3角法である。立画面、平画面及び左側画面に描かれた図は、それぞれ正面図、平面図、左側面図と呼ばれる。

透視図法

透視図法には、ある視点からある物体(AB)を見たとき、視点と物体とを結ぶ視線が、その中間にある直立投影面(図2.3-2参照)に図形(A′B′)を描く方法である。

この方法によって作製された図が透視図である。この図は英語ではperspectivedrawingであるので、略してパースと呼ばれる。

透視図の作図法には直接法と消点法がある。

遠くまで続いた物体を見るとき、遠くの部分は小さくなってついには見えなくなる点がある。それを作図で求めた点は消点と呼ばれる。透視図の作図法には、透視図を描くときに設ける消点の数による1消点法(1点透視投影法)、2消点法(2点透視投影法)、3消点法(3点透視投影法)がある。

1点透視投影法は、立体を画面に平行に置く透視(これは平行透視と呼ばれる)を行なって作図する方法である。また、たとえば直方体を作図するとき、直方体の互いに直角な2側面が見えるように画面に斜めに置く透視(これは有角透視と呼ばれる)を行って作図する方法は2点透視投影法と呼ばれる。

斜投影法

斜投影法は、ある立体を直立投影面あるいは水平投影面に斜めの平行投影線によって投影して、立体的な図として表す方法である(図2.3-7)。

この方法で描いた図は斜投影図と呼ばれる。斜投影図の斜めの投影方向と水平投影面のなす角は傾角と呼ばれる。