固定式テントの解説

壁面に取り付けるテント

一般的には、装飾テント、デザインテントなどと呼ばれる。使用目的は、日除け、雨除けだけでなく、店鋪の装飾や看板(またはサイン)として用いられる。開口部の上部、つまり窓や出入口の上に取り付けられることが多いが、自転車置き場などの天井部として用いられることもある。この種のテントは、テント枠のデザイン、イラスト、色彩、膜材料素材などが実に多彩で、店鋪の個性が活かせる。顔でいうと、眉毛のような存在で、なくとも生命に関わりないが、眉毛があると、男か女か、若いか年配かなど判明しやすい。このように、テントもあると個性が発揮できる有力な手段といえよう。

半球状のオシャレな「R型庇」のレストラン_01

また、同じデザインのテントをユニットと考え、数個、数十個並べるとインパクトがある。テントに文字やイラストがなくても、その店のロゴを小さく入れたりするとスマートで品位を感じさせる。


壁面に取り付け柱を必要とするテント

レストラン、ホテルや店鋪のエントランス用として、柱を必要とする。歩道に突き出るときは、地域によっては行政の許可が必要なこともある。柱の部分を真鍮やステンレスを使用して重厚な雰囲気を醸しだすこともできる。また、壁面を利用して反対側に柱を立て通路を確保できる。日除け雨除けとしての機能性通路としてのサイン効果もある。エントランス用のテントは、色彩や大きさで窓のテントと区別されることがある。

独立型テント

小型テント(カート・自販機・発券機テント・他)

バス停などの片持ち梁型のテントや、四方、六方に柱を立て集会所や待ち合い所のテントとして用いられる。この種のテントもデザインがいろいろ考えられる。
イベント用としては、数日、数週間で撤去されるので組立式のテントが用いられる。