GA JAPAN 136 ぎふメディアコスモス掲載
市民が集う大きな家と小さな家 ぎふメディアコスモス
2015年9月1日発行の「GA JAPAN 136」へ、丸八テント商会が「形状記憶された特殊メッシュ素材(商品名:08メッシュ)」を使用し施工した、岐阜市立中央図書館 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」のランプシェードが掲載されました。
岐阜市立中央図書館 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」2階の図書コーナーにある、直径8m~14mの合計11個のドーム状の照明テントは、弊社「丸八テント商会」が施工を担当しました!設計はあの有名な伊東豊雄氏で、各エリアごとの目印となるよう360度同じ柄で制作しております。また、各シェードの柄ごとに異なる本、スペースになるように空間のデザインも施されています。
これらのドーム状の照明テントは、丸八テント商会のインターン生が中心となって動いたプロジェクトの1つです!約400人の地元の学生ボランティアから協力を得て施工しました。
丸八テント商会では、このように「形状記憶された特殊メッシュ素材(商品名:08メッシュ)」を使用した数多くの作品を作り出してきました。「オンリーワン」をコンセプトに、世界に1つだけのオーダーメイドテントを確かな技術と提案力で実現します。


「消費エネルギーを50%削減」というコンペ時から掲げていた目標。それを実現するために提示した「大きな家と小さな家」というコンセプトは、「木造の大屋根」や、2階の開架書庫に浮かぶ11個の「グローブ」など、「ぎふ」を特徴付ける要素を生み出すことに繋がりました。
GA JAPAN 136


自然光が降り注いでいるし、気持ちよい風も吹き抜けていく。「内と外」を1枚の壁だけで切ってしまうのではなく、かつて日本にたくさん建てられていた木造家屋のように、その境界線にグラデーションをつけることで、省エネを実現したいと考えていたのです。
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最大の問題は、「小さな家」が閉鎖的になってしまう状態を、なかなか解消できなかったこと。そこで、「屋根から吊られ、床から少し浮いた天蓋」ともいえる、「グローブ」を提案した経緯があります。
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波打つような木造の大屋根を提案してくれました。波の高いポイントから「グローブ」が吊られていれば、空気の循環がより良くなるし、構造的にも合理性が高まります。


「ぎふ」の「グローブ」も、かつてはどこの町にもあった商店街のように「人と人の距離感」を生み出すことが、とても重要だと考えていました。
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机上で勉強している人、ソファーでくつろいでいる人、本を探している人などの距離感を、かなり上手く調整できたと思います。